友人の結婚式に招待されたとき、「カジュアルな服装でお越しください」と書かれた招待状を見て、かえって何を着ていけばいいのか迷ってしまった経験はありませんか?
フォーマルなら分かるけれど、カジュアルってどこまでが許されるの?そんな男性の疑問にお答えします。
結婚式は人生の大切な節目。せっかくのお祝いの場で恥ずかしい思いをしたくないですよね。
そこでこの記事では、カジュアル結婚式での適切な服装選びから、絶対に避けるべきNGパターンまで、具体的なコーディネート例とともに分かりやすく解説していきます。
友人の結婚式「カジュアルでOK」で恥をかかない服装判断術
カジュアル結婚式とはいえ、適切な服装の範囲を知らずに参列すると、場違いな格好で恥ずかしい思いをしてしまう可能性があります。
まずは、カジュアル結婚式における服装マナーの基本と、避けるべき服装パターンをしっかりと理解しておきましょう。
迷わず判断!招待状・ドレスコードから読み取るカジュアル度
招待状に書かれた文言から、実際に求められる服装レベルを正しく読み取ることが重要です。同じ「カジュアル」という言葉でも、表現によって全く異なる服装が求められる場合があります。
「カジュアルな服装で」と記載されている場合
招待状にこの表現があれば、スーツでなくてもカジュアルなジャケパンスタイルで問題ないことが多いです。ただし、あくまで結婚式という特別な場であることを忘れずに、きちんと感のある服装を心がけましょう。
迷う場合は新郎新婦や他の参列者に確認するのも安心です。
「平服でお越しください」と記載されている場合
平服は略礼装を指し、「正礼装や準礼装ほど堅苦しくなく、普段着ほどカジュアルでもない服装で」という主催者の配慮が込められています。
実際にはダークスーツ(ダークネイビー、チャコールグレー、濃いグレーなど)が基本です。ジャケパンなどカジュアルな服装という意味ではありません。
会場情報からも読み取れる
招待状に明確な記載がない場合は、会場情報からも判断できます。ガーデンウェディング会場やレストランなら比較的カジュアル、高級ホテルや格式ある式場ならフォーマル寄りと考えると良いです。
迷ったときは、会場のホームページを確認したり、ほかの参列者に相談してみるのも良い方法です。
これはマズイ!カジュアルでも絶対NGな服装パターン
「カジュアルOK」と言われても、結婚式は特別な場。どんなにカジュアルでも、絶対に避けるべき服装があります。
白系の服装は絶対NG
これは結婚式の基本中の基本。白やクリーム色など、新郎の衣装と被る色は避けましょう。
薄いグレーやベージュも、写真映りによっては白っぽく見える可能性があるので注意が必要です。
短パン・サンダル・Tシャツ
どんなにカジュアルな結婚式でも、これらは絶対にNGです。
海辺の結婚式だからといって、リゾート気分で短パンを履くのは厳禁。最低でも長ズボンと革靴は必須です。
派手すぎる柄や色
主役は新郎新婦です。目立ちすぎる蛍光色や大きな柄物は控えましょう。
特にアニメキャラクターがプリントされたTシャツなどは論外です。
だらしない印象を与える服装
しわだらけのシャツ、汚れた靴、ヨレヨレのパンツなど、清潔感に欠ける服装は相手に対して失礼にあたります。
カジュアルでも、きちんとアイロンをかけ、靴も磨いておきましょう。
スポーツウェア・作業着
ジャージやスウェット、作業着のような服装も当然NGです。
また、キャップやニット帽などの帽子類も、室内では脱ぐのがマナーです。
これが正解!カジュアル結婚式の服装スタイル完全ガイド
ここからは、実際にカジュアル結婚式で着ていける具体的なスタイルを紹介していきます。
あなたの手持ちアイテムや予算に合わせて、最適なコーディネートを見つけてください。
【スタイル①】ジャケパンで作る上品カジュアルコーデ
レストランやカフェ、ガーデンウェディングなど、カジュアルな結婚式に最適なスタイルです。最も失敗が少なく、幅広い結婚式に対応できるのがジャケパンスタイルです。
基本の組み合わせ
ネイビー、グレー、黒のジャケットに、グレーやネイビーのスラックスを合わせるのが王道。
この組み合わせなら、カジュアルすぎず、フォーマルすぎない絶妙なバランスを保てます。
黒は日本でも一般的ですが、やや地味に見える場合があるので、明るめのシャツやネクタイで華やかさを加えると安心です。
シャツ選びのポイント
白や薄いブルーの無地シャツが基本ですが、カジュアル結婚式なら細いストライプもOK。ただし、柄は控えめにとどめましょう。
ネクタイで華やかさをプラス
ジャケパンスタイルでも結婚式では基本的にネクタイを着用します。
シルバーやライトブルー、薄いピンクなど上品で華やかな色を選びましょう。
無地やシンプルな小紋柄が失敗がなく、カジュアル結婚式にぴったりです。
足元で差をつける
革靴は必須です。プレーントゥやローファーなど、きちんと感のあるデザインを選びましょう。
色は黒や茶色が基本で、カジュアル結婚式なら茶色でも問題ありません。迷う場合は黒を選ぶのが無難です。
【スタイル②】セットアップで作るおしゃれカジュアルスタイル
ホテルや式場でのカジュアル結婚式から、レストランまで幅広く対応できるトレンドスタイルです。
セットアップは、ジャケットとパンツが同素材で作られたコーディネートで、スーツほどかっちりしすぎず、ジャケパンより統一感があるので、カジュアル結婚式にはぴったりです。
セットアップの魅力
最近人気のセットアップは、スーツのようなきちんと感がありながら、より軽やかでおしゃれな印象を与えます。
コーディネートに悩む必要もなく、一着で決まるのも嬉しいポイントです。
色選びで差をつける
ネイビー、グレー、黒が定番で失敗がありません。特に黒のセットアップは人気ですが、シャツやネクタイの色で明るく華やかな印象を心がけましょう。
ネクタイ着用で結婚式らしく
セットアップでも結婚式では基本的にネクタイを着用します。やや細めのネクタイを合わせるとよりスタイリッシュに決まります。
白いシャツに無地のネクタイで上品に、薄いブルーやピンクのシャツに合わせて華やかに、と会場の雰囲気に合わせて調整しましょう。
足元で決まる
セットアップには革靴が必須です。プレーントゥやローファーなど、きちんと感のあるデザインを選びましょう。
色は黒の革靴が最も無難ですが、茶色の革靴でも問題ありません。
【スタイル③】ノーネクタイ指定された場合の対応術
新郎新婦から明確にノーネクタイの指定があった場合や、非常にカジュアルなガーデンウェディングなどで着用できるスタイルです。
基本的に結婚式ではネクタイの着用が必須マナーです。ただし、新郎新婦から「ノーネクタイでお越しください」「とてもカジュアルな服装で」と明確に指定された場合や、ガーデンウェディングなどで特別にドレスコードが設定されている場合のみ、ノーネクタイでの参列が可能になります。
このような例外的なケースに遭遇した際の、きちんと見える襟元の作り方を紹介します。迷った場合は、ネクタイを着用するのが最も安全な選択です。
シャツ選びが鍵
ノーネクタイの場合、シャツ選びが最も重要です。首元がだらしなく見えないよう、しっかりとした襟のシャツを選びましょう。
襟がしっかりと立つタイプのシャツなら、きちんとした印象を保てます。
第一ボタンは開けても良いが開けすぎ注意
ノーネクタイの場合、第一ボタンを開けて着用するのが一般的です。ただし、第二ボタンまで開けるとカジュアルになりすぎるので避けましょう。
清潔感を意識して着こなすことが大切です。
清潔感と小物で印象アップ
ノーネクタイの場合、シャツのアイロンがけは特に重要です。また、きちんとした時計やベルトを着用することで、全体の印象が引き締まります。
足元も手を抜かない
革靴は必須です。プレーントゥやローファーなど、きちんと感のあるデザインを選び、しっかりと磨いておきましょう。
ノーネクタイでも足元で品格を保てます。
まとめ:友人の結婚式カジュアル服装で自信を持って参列しよう
カジュアル結婚式の服装選びは、確かに迷いやすいものですが、基本的なポイントを押さえれば決して難しくありません。
最も大切なのは、「お祝いの気持ちを込めて、きちんとした服装で参列する」という心構えです。カジュアルと言われても、新郎新婦への敬意を示す服装を心がけましょう。
今回紹介したスタイルを参考に、あなたに合ったコーディネートを見つけてください。