京都の小さな工房で手作りの革小物を作るブランドCOTOCUL(コトカル)。
今回はクラウドファンディングやインフルエンサーから話題となった"お札を折らないミニ財布"をレビューしていきます。
COTOCULのミニ財布には様々なデザインがありますが、着物の染色と同じ"ぼかし染め"モデルを選んでみました。
別のレザーを使ったモデルも財布の構造は同じなので、使い心地の参考にしてみてください!
COTOCUL(コトカル)はどんなブランド?お札が折れないミニ財布とは
COTOCUL(コトカル)は、アパレルメーカーの【京でん(京都)】が「手づくりの革小物ブランド」として2015年に設立しました。
"COTOCUL(コトカル)"とは『古都(コト)+ colture(カルチャー)』を組み合わせた造語です。
COTOCULの代表的な財布といえば「お札が折れないミニ財布」です。
小銭とカード収納の下部(底部)にお札を通すことで、折り目がつかない状態を保てます。
第1弾として、京都産レザーのミニ財布をクラウドファンディングに出品したことで大反響を呼ぶ結果に!
その後、様々なレザーを使用したモデルが販売されています。
豊富なミニ財布デザイン
一期一会シリーズ
ミニ財布の「一期一会」シリーズはさらに豊富なデザインから選べます。
公式サイト:COTOCUL
COTOCUL(コトカル)ミニ財布「ぼかし染め」を徹底レビュー!
COTOCUL(コトカル)ミニ財布「ぼかし染め」の詳細
COTOCUL(コトカル) | |
---|---|
商品名 |
ぼかし染め ミニ財布 (ぼかし染め 小さい財布) |
品番 | kcti0002 |
価格 | 11,330円 |
カラー | 5色(山吹/土/空/墨黒/草) |
サイズ |
縦 8.0cm 横 9.9cm 厚 3.5cm |
重さ | 約50g |
素材 |
牛革(国産) ※兵庫県「中村製革所」製 |
仕様 |
札ポケット × 1 小銭ポケット × 1 カードポケット × 1 (ハトメ付き) |
利き手 | 設定なし |
生産国 | 日本 |
COTOCULのミニ財布はレザーの種類や染色によってモデル名が分けられています。
豊富なデザインですが、ミニ財布の構造自体は1つです。
【サイズ】
サイズは縦が8.0cm、横が9.9cm、厚さは3.5cmです。
【重さ】
重さはこの個体で45gです。 相当軽いですね!
※公式は約50g
【カラー】
「ぼかし染め」のカラーは5色から選べます。
※レビューモデルは「土色(つちいろ)」です。
COTOCUL(コトカル)の財布パッケージング
COTOCULの財布パッケージ(化粧箱)はシボのデザインが施されたオレンジ系の鮮やかな色合いです。
財布はビニール包装です。
手書きのメッセージカードも入っていましたよ!
ぼかし染めのグラデーションがとても美しいですね。
ミニ財布「ぼかし染め」の外装デザインとレザーの質感
【正面】
かぶせの大きめのカーブなど、全体的に可愛らしいデザインです。
【背面】
丸っとした感じも優しい印象で良いですね。
【上部】
自然な状態の厚みは3.5cmほどあります。
【下部】
ぼかし染めの美しいグラデーションが、ぐるっと一周つながるのもお洒落ですね。
【側面(左側)】
財布の構造自体は左右対称で利き手の設定はありません。
【側面(右側)】
真横から見ると構造がどちらも同じなのが分かります、
【レザーの質感】
レザーはきめが細かくて、サラリとした質感で心地も良いです。
【仕立て(ステッチ)】
ステッチの間隔も美しく揃っています。
【仕立て(コバ)】
コバは磨き処理がされています。
内装デザインと収納ポケット
【見開き】
かぶせを開くと真ん中にホックあります。
【ホックとブランドロゴ(かぶせ部)】
ホックは「クラウン」ホックで、ブランドロゴは型押しです。
かぶせの内側は床面とホックの裏が見えます。
ここのスペースは狭いので、さすがに収納としては使えないかな。
【ハトメ】
ハトメが付いているのでチェーンなどを繋げられますね。
【内装全体(収納ポケット)】
収納部は全体がガバっと開きます!
ブランドカードと、ハトメに繋ぐゴールドの「ボールチェーン」が付属していました。
付属品を取るとこんな感じで、札ポケットの「クリアガイド」は入れたままです。
【内装の仕様】
カードポケットは片側がスムースレザーです。
札ポケットのスリ抜け部分は両側がスムース仕様です。
ホックの跡が見えますが、ホックがお札に干渉することはありません。
床面のキメも細かくてサラッとしています。
磨き処理というより、アイロンで起毛を整えてる感じです。
ポロポロと粉が落ちる印象はありません。
個人的に目に留まったのが、マチのレザーの厚みです。
測ると0.5mm厚でかなり薄いですが、ハリのある質感です。
【クリアガイド】
クリアガイドのシールは気になるので剥がしておきましょう!
剥がせることは剥がせますが、跡が残ります…。
Amazon等の商品に貼られている「簡単に剥がせるバーコードシール」と同じ感じを想像していました…。
シールの残りを爪で引っ搔いて取って、残った粘着質はセロハンテープを何度もペタペタして処理するなど手間が掛かりました。
買って早々にこれはどうかなと…。
何とか綺麗にして元に戻します。
気を取り直して使い心地を見ていきましょう!
お金とカードを入れた使い心地(最大収納目安)サイズ感をスマホと比較
収納量(最大目安)
- 紙幣 … 15枚
- 小銭 … 20枚
- カード … 10枚
今回は公式の推奨収納量(最大収納目安)で使い心地を見ていきます。
収納具合
これだけ入れてもスッキリとまとまっています!
ミニ財布ですよコレ!
お札ポケット(クリアガイド)の使い心地
クリアガイドも使ってみましょう!(一万円札をクリアガイドの下側に入れています)
札ポケットへの収納ですが、お札1枚の端を持って収納する場合は途中で詰まることがあります。
既に収納している札や小銭の量にもよりますが、指全体を使って滑り込ませるとスムーズに収納できますよ!
取り出しはとても簡単です!
ストレスなくスルっと取れます!
何度かお札を出し入れしていると、お札の端が揃わなくなります。
お札を入れたまま整理しようにもクリアガイドが邪魔をして整理できません…。
ということで、クリアガイドを取っちゃいます!
個人的にはクリアガイドが無い方がスッキリとして使いやすいです!
一万円札と千円札は長さが違うので、クリアガイドの上下にお札を入れ分ける場合は揃えにくいです。
クリアガイドの上側だけにお札をまとめて入れる場合はあっても良いと思いました。
クリアガイド無しの場合は、お札とクリアガイドを一緒に掴むこともないので、お札をまとめて取り出しやすく整理もしやすいです!
レシートなどを取っておきたい場合はクリアガイドを使って入れ分けると便利ですね!
収納したお札の曲がり癖が少ないのもメリットです。
小銭ポケットの使い心地
小銭ポケットは見やすくて取り出しも簡単です!
特に気になる点はありません!
カードポケットの使い心地
カード収納はマチの折れ目を仕切りにして5枚ずつに分けて入れています。
マチの革が薄めで収納もしやすいです。
取り出しも収納も簡単にできます!
ここまでカードを入れれば、あとは指で押すだけでスルっと入ります。
手前側に分けたカードも同じ感じです。
使い初めはカードが少しはみ出すことがありますが、マチの革が馴染め(伸びれ)ば問題ないです!
※カードが少ない場合など、ブカブカにならない様にキツめのサイズで作ってるみたいです。
最大収納目安での財布の厚み
財布を閉じても、中身が空の状態とほぼ見た目が変わりません!
横から見ると少し膨らんだぐらいです。
最厚部で3.8cmほどで構造的に厚みは出やすいですが、中身が空の自然な状態でも厚さは3.5cm程あるので、僅かにしか厚みが増えてません。
スマホ(iPhone14 Pro Max)と比較するとコンパクトさが際立ちます。
重ねてみると、スマホの横幅にも収まっています。
スマホと比較すると厚さはありますが縦横は非常にコンパクトです!
男性の場合は、手のひらサイズで持ちやすいと思います!
財布に厚みがある分、お札に曲がり癖が付きにくいのも良いですよね。
三つ折り財布特有のキツイ折り癖に抵抗がある方は、COTOCULのミニ財布(二つ折り)はかなりおすすめです!
まとめ:現金とカードの収納量が丁度良い!お札も折れないから使いやすい
COTOCULのミニ財布をレビューしてきましたが、現金とカード収納量のバランスが良く、お札を折らずに収納できるのも良いですね。
三つ折りタイプのミニ財布と比べると一回り大きく感じますが、手のひらに収まるサイズ感で十分コンパクトです。
札の収納はクリアガイドが無い方が個人的には使いやすいと感じましたが、レシートなどを入れ分ける場合などはあると便利です。
小銭の収納スペースも十分ありますし、小銭が使いやすいので極端に増えることもないと思います。
カードも10枚収納できるので不便もないかと思います。
小ささを求めつつ全体的に使いやすくて、お札を取り出す時も変な折り目や曲がり癖が無いが非常に良いです!
三つ折り財布の札の折り癖に抵抗がある方にもおすすめです!
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