日本のレザーブランド『NIBUR(ニブール)』。
デザイナー・田中智之氏によって設立され、機能性と情緒性を追求した大人の洒落感を楽しめるレザーアイテムが並びます。
素材には高級皮革のプエブロやリスシオを使用し、伝統的な手縫い技法「クゥジュセリエ」などこだわりの仕立て方法で財布を作り上げています!
そして今回レビューするのは、直線的なカッティングデザインが美しい【リスシオ ショート財布】です!
NIBURでは外装と内装のレザーカラーを選び分けられるのも魅力の一つですよ。
NIBURの魅力!
- 日本のレザーブランド(金沢)
- 高級皮革のプエブロやリスシオを使用
- 伝統的な手縫いの技法
- マットブラックの二重のコバ仕上げ
- 内外装のレザーカラーを選べる!
NIBUR(二ブール)はどんなブランド?
NIBUR(二ブール)は金沢にある日本のレザーブランドです!
制作者は財布作りの講師も務めているデザイナー「田中智之」。
田中は学生時代に1つの財布に魅了されて以来、機能性と情緒性の両立を追求しながら15年間も独学で革財布を作り続けてきました。
そんな田中が好きなデザインに「ルビン(RUBIN)の壺」というものがあります。
これはエドガー・ルビンが考えた多義 反転)図形と呼ばれる絵です。
”黒”に集中すれば壺に見えて、”白”に集中すれば2人の向き合った顔に見えますが、2つの絵を同時に見ることはできないというもの。
機能性と情緒性の両立を追求したい田中は、2つ同時に見えないRUBINを否定「反転」する意味てを込めて、ブランド名を『NIBUR(ニブール)』としています。
田中の作る財布には高級皮革「プエブロレザー」や「ミネルバ・リスシオ」を使用し、異なる質感と楽しさをもたらすバイカラーによって大人の洒落感を演出しています!
直線的なカッティングによる美しいデザイン性や、耐久性を持たせたコバ仕上げなどもNIBURの魅力ですよ!
レビュー!NIBUR(二ブール)の「リスシオ」ショート財布を手にした感想!
レビュー項目
NIBUR(二ブール)のリスシオ ショート財布の詳細と動画レビュー
リスシオ ショート財布 | |
---|---|
価格 | 27,500円 |
カラー |
内外装(ミネルバ・リスシオ) ※各7色からカラー指定可能 |
サイズ |
横 10.7cm 縦 9cm 厚 2.8cm |
重さ | 88 g |
素材 |
ミネルバ・リスシオ (イタリアンスムースレザー) |
仕様 |
札入れ × 1 カードポケット × 4 小銭入れ × 1 マルチポケット × 3 |
納期 | 30~45日程度(注文後から製作) |
生産 | 日本製/田中智之 |
「リスシオ ショート財布」は内装と外装をそれぞれ7色のミネルバ・リスシオから選ぶことができます。
リスシオのカラー
組み合わせイメージ
納期については、注文受付から製作を行うためお届けには30日~45日程度かかります。
ミネルバ・リスシオとは?
『古代のタンニン鞣し製法を再現して生まれた究極の革』
■イタリア・フィレンツェのバダラッシカルロ社(バケッタ製法)
■ワイルドな風合いの中に銀面の透明感と温かみがある
■潤い、ツヤ、ハリによる心地よい肌触りがある
■素材の持つオイルによりケアと同時にエイジングも楽しめる
■引っかき傷が付きやすい
※革の表側のツルツルした方を銀面(ぎんめん)、革の裏側の毛羽立ちとざらざらした手触りを床面(とこめん)と言います。
NIBUR(ニブール)のショート財布のパッケージング
NIBURのショート財布を初めて見て感じたのは、リスシオの潤いや艶とキメの細かさによる美しさです!
財布正面から少しだけ確認できるリスシオのバイカラー(2つの色)もおしゃれです!
NIBURのパッケージングはごく普通の箱型ケースです。
保証書は大切に保管してくださいね!
NIBUR(ニブール)のショート財布のデザイン
ショート財布のデザインを見ていきましょう!
NIBURのショート財布は、外装(正面)と内装(背面)に分けてカラーを選択ができます!
好みのバイカラーで財布を作ってもらえるので、自分らしいおしゃれとプチカスタマイズを楽しめますね。
この財布(モデル)の内装は「Papavero」カラーです。(イタリア語)
パッと見のデザインもスッキリしていて大人の洒落感があります!
【小銭入れ(かぶせを開けた状態)】
小銭入れのかぶせ部分にはボタンなどが付いていなくて、カッティングされた革を差し込むだけの斬新なスタイルです!
【小銭入れ(かぶせを閉じた状態)】
財布をたたんだ時の固定ボタンがあるので、小銭が隙間から落ちることもありません。
【リスシオの床面(裏面)の質感】
リスシオの床面(裏面)の見た目はざらざらしていますが、実際に触るとスベスベしていました!
【財布の正面】
【財布の背面】
財布背面に見える「かぶせの繋ぎ目」は角を取ったデザインになっています!
このさり気ないこだわりがとっても良い!
財布全体が直線的なカッティングデザインなので、統一感があってとてもおしゃれです!
札入れや各ポケットを確認
札入れやマルチポケットなどをチェックしていきましょう!
ポケットの数
- 札入れ×1
- カードポケット×4(一つのポケットに切れ目が4ヶ所)
- 小銭入れ×1
- マルチポケット×3(中央、カード入れ背面、カブセ差込)
【札入れ】
札入れのスペースは結構広いです!
マチはありませんが横幅があるのでそれなりの枚数を収納できそうです。
【マルチポケット(カード入れ前面)】
カード入れて手前のマルチポケット(中央のポケット)は、3ヵ所あるマルチポケットの中でも一番広くて使い勝手が良いです!
頻繁に使うカードはここに入れておくと便利ですよ。
【カードポケット(4枚収納)】
カードポケットは4枚ほど収納できるように仕立てられていますが、ポケット自体は一つです。
革の切れ目を使ってカードを分けて入れる形になります。
【マルチポケット(カード入れ背面)】
カード入れ後ろのポケットは深さがあって、しっかりとしたホールド感もあります。
キーケースを持ち歩きたくない人は、マルチポケットに鍵を入れて使うのもおすすめですよ!
こんな感じ!
※こちらは公式サイトのイメージです。
【小銭入れ】
小銭入れは浅く作られているので、小銭も取り出しやすそうです!
【小銭入れ(マチ)】
広めのマチが付いているので、大きく開いて中身も一目で確認できます!
【マルチポケット(小銭入れのカブセ差込)】
小銭入れのかぶせを差し込む部分はポケットとして使えます!
カード差しとして使うのも良いですし、鍵入れとしても良い感じに使えますよ。
ステッチやコバの仕上げをチェック!
ショート財布の直線的なカッティングに沿って仕立てられたステッチ(縫い目)はとても綺麗です!
NIBURのステッチの美しさ!
『伝統的な手縫い技法のクゥジュセリエ』
クゥジュセリエ(サドルステッチ)は、世界的な高級ブランドなど高い技術を持つ職人だけが成せる、馬具製作に由来する伝統的な手縫い技法(ハンドステッチ技法)です。
一本の糸の両端にそれぞれ針を付けて、1針ごとに糸を交差させながら革を縫い進めることで、1ミリ単位でピッチが揃う「ほつれ」の少ないステッチに仕上がります。
ひと縫いごとに互いの糸を交差させているので、ミシン縫いで起こりがちな連鎖的に糸がほつれることもありません!
【コバ】
コバの仕上げもこだわりがあるようで、カラーはデザインを引き締める「マットブラック」。
コバ塗りを行う前には、コバ塗りなしでも商品になるくらいまで入念な手磨きを行っています。
しかもコバを二重仕上げにすることで、見た目の美しさはもちろん耐久性も向上させているようです!
斜めから見た時の財布は、真っ直ぐなカッティングと二重のコバ塗り、そして綺麗なステッチが均一に並んでいてとても美しいです!
財布のかぶせ部分の繋ぎ目も綺麗に仕立てられていますね!
リスシオの質感とボタンのデザイン
リスシオの質感は潤いのある艶感とキメの細かい表情がとても綺麗です!
【ボタン】
【ボタン】
ボタンにはイタリアの「プリムボタン」が使われています。
真鍮製の金メッキ仕上げで見た目の美しさはもちろん、耐食性も兼ね備えています!
金メッキが簡単に剥がれることはないですが、数年間使用すると徐々に色が薄くなってメッキが剥げていくことがあります。
それも一つの味として楽しむのもアリですね!
札入れの使い勝手
実際にお金やカードを入れて使い勝手を確かめました!
入れた量をザっと確認!
- 紙幣:7枚
- 硬貨:10枚
- カード:4枚(厚め)
- 鍵:1本
【札入れ:使い勝手①】
札入れの深さと横幅は十分にあります!
札入れのレザーは床面(革の裏面)をそのまま使う感じですが、表面はスベスベしつつも程よいグリップ感もあって札の出し入れはしやすいです!
【札入れ:使い勝手②】
かぶせ部分のボタン側には隙間があるので、お札を奥まで差し込むこともできます。
折り財布ではお札を取り出す時に、必要以上に他のお札まで付いてきて取り出しにくい時があります。
お札の一部を固定しておけば、必要分だけを選別してスマートに取り出せそうです!
【札入れ:使い勝手③】
千円札の奥に一万円札を入れていますが、両サイドのスペースに少し余裕があります。
これならお札が増えても十分収納できそうですね!
カードの使い勝手
カード入れは革の切れ目を使って4枚のカードを収納できますが、ポケット自体は一つなので使い勝手は微妙な点もあります。
カードを取り出しはスムーズですが、カードを入れる時が使いずらいです。
革の切れ目にカードが突っかかるので、慣れというか少しコツが必要になります。
急いでカードをしまう時には不向きです。
革のやわらかな質感が、ここでは使いにくさに繋がっていました。
※レビュー動画を参考にしてください。
マルチポケットの使い勝手
【マルチポケットをカード入れとして使う】
頻繁に使うカードは手前のマルチポケットや背面ポケットを使うのがおすすめです!
背面ポケットなら他のカードと干渉しないのでキズ付き防止にもなります。
十分な深さとホールド性があるので、カードを落とす心配もありません!
【マルチポケットを鍵入れとして使う】
一番手前のマルチポケットは鍵の収納にもおすすめです!
財布に加えてキーケースを持ち出すとなると少しかさばるので、家の鍵だけならこの財布のポケットに入れておけば手ぶらで出かけられます。
近所への買い物などに便利ですね!
小銭入れの使い勝手
小銭入れはマチが広く、深さも浅めに作られているので使いやすさは十分です!
少量の小銭なら中身も見やすく取り出しやすいです。
ただ小銭が増えた場合は厚みも増すので、かぶせ部分の長さが心もとなく感じました。
財布を開いたときに小銭を落とす原因にもなるので、時折り小銭の整理はした方が良さそうです。
お金を入れた財布の厚さ
お金を入れた財布の厚みはこんな感じです!
中に何も入っていない状態の財布の厚みは2.8cmですが、今回入れたお金の量ではほとんど変化が見られませんでした!
折り財布にしては元々厚みがある方なので、少々お札や小銭が増えたぐらいなら気にする必要はなさそうです。
実際に上着(スーツ)のポケットにもスッポリと収まりましたよ!
NIBUR(ニブール)のショート財布を実際に使った感想
NIBURのショート財布は定番の二つ折り財布とは違い、実際に使うには少し慣れが必要に感じました。
デザインに関してはとてもおしゃれで、バイカラー(レザーカラー)を自分で選択できるのもいいと思います。
仕立てはとても丁寧で、二重仕上げのコバの触り心地やリスシオのさらさらとした質感も上品です。
カードポケットは急いでカードを入れる際に使いにくいので、ひとまずはマルチポケットに入れておいて後から整理する使い方がおすすめです。
小銭は量が増えるとかぶせ部分が小銭の重みで勝手に抜けそうになったので(札を取り出す時の横向きで)、小銭の量には気を付けた方が良さそうです。
NIBURのショート財布はスマートに財布を使こなせる、大人の洒落感を楽しみたい人と相性が良い財布だと思います!
NIBUR(二ブール)の財布やレザーアイテム一覧!
NIBURのレザーアイテムを一覧にまとめました!
※一覧は一部商品です。(販売が終了そしている場合もあります)
NIBUR(ニブール) | |
---|---|
ブッテーロ キーケース 13,200円 |
リスシオ 名刺入れ 12,100円 |
リスシオ ショート財布 27,500円 |
リスシオ ミニ財布 30,800円 |
ブッテーロ 手帳型iPhoneケース (XS サイズ以下対応) 14,300円 |
プエブロ&リスシオ 手帳型iPhoneケース (XS サイズ以下対応) 14,300円 |
プエブロ&リスシオ ショート財布 27,500円 |
プエブロ&リスシオ 長財布 35,200円 |
プエブロ&リスシオ ミニ財布 30,800円 |
まとめ:NIBURの「リスシオ ショート財布」は大人の洒落感を楽しむ二つ折り財布!
機能とデザインを両立させた大人の洒落感を楽しむことができるNIBURの財布「リスシオ ショート財布」を紹介してきました!
最後にNIBURの魅力をまとめておきましょう。
NIBURの魅力!
- 日本のレザーブランド(金沢)
- 高級皮革のプエブロやリスシオを使用
- 伝統的な手縫いの技法
- マットブラックの二重のコバ仕上げ
- 内外装のレザーカラーを選べる!
NIBURにはプエブロやリスシオを使った、上質で美しいデザインの「長財布・ショート財布・ミニ財布」があります。
今回紹介したショート財布は、定番の二つ折り財布とは違うデザイン性とリスシオの潤いと艶のある質感を味わうことができます。
細部まで丁寧な仕立ても魅力で、直線的でスタイリッシュなカッティングやデザインを引き締めるコバの二重仕上げがあげられます。
使用感については慣れが必要にも感じましたが、一味違ったおしゃれを楽しめる財布として大人の男性におすすめです!
関連おすすめ記事
メンズレザーストア(Mens Leather Store)のおすすめ革財布と人気ランキング!日本ブランドのレザー財布が欲しい人必見!
CIMABUE(チマブエ)のマネークリップをレビュー!シュランケンカーフなど最上級レザーの質感と優雅なデザインを楽しめる!