今回レビューするbellroy(ベルロイ)のCoin Wallet(コインウォレット)は、ロングセラー商品のNote Sleeveと以前販売していたCoin Foldの良いとこ取りをした薄型二つ折り財布です。
ベルロイの財布は用途に応じて様々なモデルから選べる魅力がありますが、人気のNote Sleeveでも小銭の収納(使い勝手)に困ることがありました。
Coin Walletはカード、紙幣、小銭を十分に収納できて小銭の使い勝手も向上しています!
キャッシュレス時代といっても小銭は持っておきたいですし、スムーズに小銭を取り出せるのはやっぱり便利ですよね。
それではCoin Walletの質感や使い勝手など詳しく見ていきましょう。
ベルロイのコインウォレットとは?
ベルロイのCoin Walletは、大人気ロングセラー商品「Note Sleeve(ノートスリーブ」と「Coin Fold(コインフォールド)」の良い所取りをしたモデルになります。
Note Sleeveはカード収納を重視したモデルで、Coin Foldは小銭の取り出しやすさを優先したモデルです。※Coin Foldは廃盤となっています。
Coin Walletはカード収納と小銭の使いやすさを両立したモデルになります。
ベルロイのコインウォレットを徹底レビュー!
ベルロイのコインウォレットの詳細と動画レビュー
Coin Walletの仕様 | |
---|---|
商品名 | Coin Wallet(コインウォレット) |
価格 |
13,200円(日本正規販売)※ANELANALUの価格 16,500円(海外公式サイト)※輸入関税込み ※日本代理店はカラーが限られます。 |
サイズ |
縦 10.0cm 横 9.5cm 厚さ 1.0cm ※マグネットフラップ側は厚さ約1.5cm |
重さ | 約64g |
レザー色 | 全6色 |
素材 |
メイン革:プレミアムエコレザー (フルグレイン・ベジタブルタンニングレザー) 裏地:リサイクル織布 |
仕様 |
札入れ × 1 小銭入れ × 1 カード入れ × 6 |
最大容量 |
紙幣 10枚 小銭 10枚 カード 8枚 ※最大収納量の目安 |
収納と厚み | 最大収納で約2.7cm |
機能 | RFID保護対応 |
保証 | 購入日より3年間 |
生産地 | インドのチェンナイ工場 |
Coin Wallet(コインウォレット)は、カード決済と必要十分な現金払いもできるバランスの取れた薄型二つ折り財布です。
小銭入れは自動的に閉まるマグネットフラップ式で、開けた時に小銭が滑り落ちることを防ぐストッパーも完備されています。
またプルタブポケット付きでカードを一瞬で引く出すことも可能です。
札スペースも広くて、財布全体にRFID保護機能が搭載されています。
交通ICカード等は財布から出して使用する必要がありますが、一般的な二つ折り財布よりも薄くズボンのポケットに入れてもさばらずに持ち出すことができます。
【サイズ】
公式の厚さは1.0cmとなっていますが、それは財布の中央部分を指します。
マグネットフラップ側はパーツが重なるため、空の状態でも約1.5cm程の厚みがありました。
【重さ】
公式に重さが掲載されていなかったので実際に量ってみたところ「64g」でした。
多少の個体差はあると思いますが参考にしてみてください。
【収納力】
最大収納量は紙幣10枚程度、小銭10枚程度、カードは8枚程度となっています。
最大収納すると約2.7cmほどの厚みが出てしまうため、カード枚数を調節することをおすすめします。
【カラー】
公式カラーは全6色となっていますが、日本の販売店によっては取り扱いカラーが限られています。
ベルロイのパッケージング
ベルロイの化粧箱はシンプルなデザインです。
箱自体が丈夫な作りなので海外発送でも無事に届きました。(今回は海外の公式サイトで購入したため届くまでに1週間ほどかかりました。)
輸送用のパッケージングは白色の厚紙の封筒で、日本郵便のレターパックのような感じです。
モデルごとにラベルが貼られているのでしょう。
裏面はこのような感じです。
フタを開けるとこんな感じで、上蓋の裏はオレンジでカラフル!
コインウォレットの外装デザインとレザーの質感
外装のデザインはかなりシンプルです。
ブランドロゴは立体的な作りです。
このフクロウが財布のアクセントになってていいと思います。
可愛らしいですね!
【レザーの質感】
Coin Walletにはプレミアムエコレザー(最高品質のフルグレイン・ベジタブルタンニングレザー)が使われています。
表面のキメが細かくさわり心地はサラサラとしていて、指で押すとムニムニとした弾力があってクセになりそうです。
この弾力性によって耐久性も出しているみたいです。
【仕立て】
仕立てに関しては全体的に綺麗に作られていました。
コインウォレットの内装デザインと豊富な収納ポケット
各所ポケットを見ていきましょう!
ブランドカードも入っています
札スペース
札スペースは十分な広さと深さもあり使いやすそうです。
カードポケット
カードポケットは合計4ヵ所(6ポケット)あります。
■3連(見開き左側)
■プルタブ付き
■札スペース左手前
■札スペース右奥(隠しポケット)
カード収納は十分に設けられていますね。
小銭入れ(マグネット開閉)
小銭入れはマグネット開閉になっています。
この状態から指を離すと「パチンッ!」とかなり強力に閉まります。
開口幅があまりないので使い慣れる必要がありそうです。
RFIDスキミング防止素材
札スペース内を触ってみると全体的にスキミング防止フィルムが入っている感じでした。
交通ICカード等は取り出して使う形になります。
コインウォレットの実際の使い心地と厚さ
実際にお金とカードを入れて使い心地を確かめてみましょう!
収納した量
- 紙幣 … 5枚
- 小銭 … 10枚
- カード … 8枚
【収納具合】
綺麗に収まっていましたが、カードを8枚入れると(カード量に応じて)財布の厚みが素直に出る印象を受けました。
全体的な使い心地を先にお伝えすると、カードポケットと小銭入れは慣れが必要な印象を受けました。
札入れ
札入れに関しては何ら問題なく使えます!
普通の二つ折り財布を使っている方なら違和感もないと思います。
カードポケット
【見開き部分】
見開きの一番手前のカードはスムーズに出し入れができます。
一番奥もそれなりに出し入れは簡単ですが、真ん中のカードを取り出す時が気になりました。
【カードの段差や隙間が少ない】
カード間の段差がほとんどないため、真ん中のカードを取り出す際に隣のカードに指が当たって痛いんですよね…。
また収納する際もポケットが見えにくいので慣れが必要にも思いました。
個人的ですが、手前か奥のポケットにカードを2枚重ねて入れる方が使いやすかったです。
【プルタブ機能】
プルタブは瞬時にカードを取り出せるメリットがありますが、手前の3連ポケットにカードを全部入れていると出しにくい時もありました。
また財布の持ち方によってはカードが傾いて出てくるのも気になりました。
カードを出す時は良いとしても、収納する時はカードを軽く押すだけではタブが収納しきれずに余った状態になります。
このタブを綺麗に収めようとすると、指にカードの跡が付くぐらい強く入れないといけません。
また何度がプルタブを使っていると、カードによって床面が削れてしまいポロポロと粉が出てきます。
個人的にはそのうちカードを直接掴んで出し入れする気がします。
期待していた分、少し残念な気持ちになったのも確かです。
【札スペース:左側】
ここのカードポケットは非常に使いやすかったです!
見開きの一番手前と、ここにメインのカードを入れるのも良いと感じました。
【札スペース:右側(隠しポケット)】
あとこちらの隠しポケットもスペースが広めなので出し入れがスムーズに行えます。
かぶせがありますが気になる程ではないです!
他のカードポケットが使いにくい場合は、ここに5枚ぐらいまとめて入れるのもアリです!
【スキミング防止機能(RFIDプロテクト)】
このモデルはRFIDプロテクション機能が搭載しているので、交通ICカードとかは取り出して使うことになります。
海外ではスキミング防止機能はとても有効で安心感もありますが、日本ではあまり必要ないかもしれませんね。(都市部ではあると安心かも!)
ベルロイはオーストラリアのブランドなので、その他の海外向けとしてこだわりのポイントかも知れません!
小銭入れ
小銭入れはスリムな作りなので10枚ぐらいまでが収納目安になります。
小銭を見るときは中を覗き込むか、このようにスライドさせてストッパーに当てる方法があります。
ただこれも慣れが必要で、小銭が重なった状態だとストッパーを越えて小銭が出てくることがあります。
またフタの戻りが強力なこともありフタを常に支えて使う必要があります。
財布自体を曲げて口を広げる方法もありますが、少し緩めると写真のように中途半端になってしまいます。
個人的にはここも期待外れと言った感じでした…。
公式サイトの使い方では小銭を手のひらに出す動作がありましたが、これも実践したところバラバラと小銭が出てきてこぼすこともありました。
公式の動画のように底の方をU字になるくらい曲げるとなると相当な握力と手の大きさも必要ですし、できたとしても隠しポケットに入れたカードに負担が掛かります。
個人的には写真のように手前の革を手前に曲げて広げるのが限界でした。
公式の使用動画です
※この動画は無音です。
また手のひらに綺麗に小銭を出せたとしても、戻す時にも気を付けないと小銭をこぼしてしまいます。
これは自分の用途には合わない財布と思いましたが、海外では人気も高いので使い手や慣れにもよると思います。
収納後の財布の厚み
最後に今回の収納量での財布の厚さを見てみましょう。
【カード8枚】
カード8枚入れた状態で財布の一番厚みがあるとこで「約2.8cm」でした。
これまで様々な薄型二つ折り財布を検証してきましたが、これはかなり厚い方に思います。
財布の構造が複雑で革やパーツが多くなる分厚みが出やすいのは仕方ないようにも思いますが、この状態では薄型とはあまり言えないので…。
【カード5枚】
カードを5枚にして検証してみたところ「約2.4cm」でまずまずの薄さになりました。
これならスタンダードな二つ折り財布と比較すると薄型と言えると思います。
また全てのカードポケットにクレジットカード厚の入れるとも限らないので、使い方次第ではまだ薄くなると思います。
感想まとめ:コインウォレットはコンパクトな二つ折り財布だけど使い慣れも必要
ベルロイのコインウォレットをレビューしてきました。
今回は個人的な用途にはあまり合わない結果となりましたが、ポイントをまとめたので参考にしてみてください。
この財布が合う人は?
- スタンダードな二つ折り財布より小さめの財布が欲しい
- 財布に極端な薄さを求めていない
- 使い心地もそこまでこだわらない
- スキミング防止を徹底したい
この財布が向かない人
- 使い心地を重視する
- 多めの収納でも財布に薄さを求める
- 使用するカードが多い
- 小銭を頻繁に使う
この財布で個人的に気になった点
- プルタブの使い心地と耐久性
- 3連カードポケットの間隔
- 小銭入れの使い勝手
- 使用時の財布の厚み
- マグネットによる磁気不良
スタンダードな二つ折り財布と比較するとコンパクトで十分な薄さを実現していますが、カード枚数によって厚みが増しやすいのも事実です。
公式の厚さ1.0cmは財布の中央部分で、小銭入れのマグネットが付いている部分は空の状態でも約1.5cm程ありました。
仕立ては全体的にキレイでレザーの質感も好印象でしたが、使い心地に関しては好き嫌いが分かれやすい財布に思います。
機能やアイディア的には充実した財布ですが、パーツが多く財布の厚みが増しやすいので薄さを求める方にはあまり向かい印象です。
また使い心地も慣れれば問題ないこともありますが、第一印象で使いにくいと感じてしますと長期的に使うのは厳しいと思います。
価格も1万円を超えるため軽い気持ちで買うには高すぎます。
個人的には薄手ということと機能やアイディアが気になって購入したので、期待外れだった印象が残っています。
レビュー内では紹介していませんでしたが、マグネットによるカードの磁気不良が気になる方にもおすすめの財布とは言えません。
気を付けていても知らずにカードを磁石に近づけてしまうこともありますからね…。
個人的には合わない財布ではありましたが、海外で人気があるのも事実です!
商品自体は丁寧な作りなので使い慣れれば問題はないと思います。
気を付ける点などこのレビューが少しでも参考になればと思います。
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