就職活動や転職活動において、第一印象を大きく左右するのがリクルートスーツ。
でも、「リクルートスーツと普通のスーツって何が違うの?」「どれを選べば間違いないの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
とくに、スーツに詳しくない方や、初めて自分で選ぶ方にとっては、何を基準に選べばいいのか不安になりますよね。
そこでこの記事では、リクルートスーツの基本知識から選び方、着こなし方、購入のコツまで、初めての方でも失敗しないように、わかりやすく解説します。
これから就活を控えている学生の方はもちろん、転職活動を始める社会人の方、スーツに苦手意識がある方にも役立つ内容です。
ぜひ、スーツ選びの参考にしてください。
そもそもリクルートスーツとは?普通のスーツとの違い
就職活動で重要な役割を果たすリクルートスーツ。
ここでは、リクルートスーツの基本的な定義や特徴、普通のビジネススーツとの違いについて解説します。
また、価格相場やリーズナブルなスーツブランドの活用法まで、初めてリクルートスーツを選ぶ方に役立つ情報を紹介します。
リクルートスーツとビジネススーツの違いは?就活での使い分けを解説
リクルートスーツという言葉には、実は明確な定義があるわけではありません。ですが、就職活動で着るスーツとして「こういうもの」といった共通のイメージはあります。
一般的には、黒や濃紺などの落ち着いた色で、柄がなく、光沢の少ないシンプルなデザインが特徴です。まじめで清潔感のある印象を与えるため、面接や説明会など、第一印象が大切な場面にふさわしいとされています。
一方、ビジネススーツは社会人が普段の仕事で着ることを前提にしており、色や柄のバリエーションがもう少し広めです。ネイビーやグレー、チャコールグレーなどに加え、控えめなストライプ柄などが入っていることもあります。
就活では、次のように使い分けるのがおすすめです。
使い分けのポイント
- 面接や説明会など、第一印象が大切な場面 → リクルートスーツが無難
- インターンやカジュアルな場面 → ビジネススーツでもOKな場合あり
- どちらを選ぶか迷ったとき → リクルートスーツにしておけば安心
就活が終わったあとも、リクルートスーツはそのまま仕事用として使っても問題ありません。特に、銀行や公務員など、まじめな印象が求められる職場では違和感なく着用できます。
リクルートスーツの平均的な値段は?相場は2〜5万円が目安
リクルートスーツの価格は、安いものでは1万円台から、高いものでは10万円を超えるものまでありますが、一般的な就活生の相場は2万〜5万円ほどです。
価格によって、生地の質や縫製、着心地に違いがあります。
ここでは、価格帯別にメリット・デメリットと、どんな人に向いているかをまとめました。
【2万円未満】費用を抑えたい人向け
- メリット:とにかく安く手に入る
- デメリット:生地や縫製の質が低い場合があり、長く使うには不向き
- おすすめの人:就活後にスーツを着る予定があまりない方、予算が厳しい方
【2〜3万円】コスパ重視の標準モデル
- メリット:見た目も悪くなく、価格とのバランスが良い
- デメリット:高級感はあまりないことも
- おすすめの人:一般的な就活生、コストパフォーマンスを重視する方
【3〜5万円】就活後も使いたい人向け
- メリット:生地や縫製がしっかりしていて、着心地も良い
- デメリット:予算的にはやや高め
- おすすめの人:入社後もスーツを着る機会が多そうな方、見た目の印象を重視したい方
【5万円以上】長く使える高品質スーツ
- メリット:上質な素材と丁寧な仕立てで、長期間着ても型崩れしにくい
- デメリット:高価格帯なので、予算に余裕が必要
- おすすめの人:高級志向の方、社会人になっても長く使いたい方
初めてのリクルートスーツなど、最初の1着としては、3万円前後のスーツが無難です。生地の質や見た目のバランスが良く、就活でも安心して使えます。
「長く使いたい」「入社後も着たい」と考えている場合は、4〜5万円台のスーツに予算を少し上乗せするのもおすすめです。
ユニクロ・イオン・しまむらのスーツは就活で使える?安く済ませたい人への判断基準
予算を抑えて就活をしたいという方にとって、ユニクロやイオン、しまむらのスーツは気になる選択肢です。
結論から言えば、選び方に気をつければ、これらのスーツも就活用として使うことは可能です。
ここでは、それぞれのブランドがどんな人に向いているか、注意点とあわせて紹介します。
ユニクロのスーツ|動きやすくてコスパ重視の人におすすめ
ユニクロのスーツは、価格の割に生地もしっかりしていて、就活用としても十分通用します。特に「感動パンツ」シリーズは、ストレッチ性が高く、長時間の着用でも快適です。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 無地の黒または濃紺を選ぶこと
- サイズが合っているか、必ず試着して確認すること
「できるだけ安く、それでも見た目はきちんとしたい」という方に向いています。
イオンのスーツ|手頃な価格でベーシックな一着を探す方に
イオンの自社ブランドスーツも、基本的なデザインのものであれば就活に使えます。価格も抑えめで、初めてスーツを買う人にも手が届きやすいです。
ただし、やや光沢が強い素材や、明らかに安っぽく見えるデザインは避けましょう。実際に店舗で見て、できるだけ落ち着いた印象のものを選ぶのがポイントです。
しまむらのスーツ|短期間の就活用として割り切れる方に
しまむらは、価格面では最も手軽な選択肢です。デザインがシンプルなものを選べば、短期間の就活には対応できます。
ただし、生地や縫製は価格相応な部分があり、最終面接など重要な場面にはあまりおすすめできません。説明会やエントリー初期段階など、「とにかく今すぐ必要」という場合に限定して活用するのがよいでしょう。
予算を抑えながらも、面接で失敗しないためには、次のポイントを意識して選びましょう。
安くスーツを選ぶときの判断基準
- デザインが無地で、色は黒または濃紺
- 光沢が強すぎず、安っぽく見えない生地感
- サイズが自分の体にしっかり合っていること(大きすぎず、小さすぎず)
この3点を満たせば、低価格ブランドのスーツでも問題なく就活に使えます。特に、就活後にスーツを着る機会が少ない方にとっては、コスパの良い選択肢になります。
リクルートスーツの正しい選び方【色・サイズ・デザイン】
ここでは、リクルートスーツを選ぶ際に重要な色・サイズ・デザインについて詳しく解説します。
就活で好印象を与えるための具体的なポイントやNG例を紹介し、初めてスーツを購入する方でも失敗しない選び方をアドバイスします。
就活に最適なスーツの色は黒が基本!面接官の印象を左右するカラー選び
リクルートスーツの色は、日本では「黒」が基本です。ほとんどの就活生が黒の無地スーツを選んでおり、面接や説明会でも安心して着用できます。
色は第一印象を左右する大切な要素なので、慎重に選ぶことが大切です。
黒のスーツは、まじめで誠実な印象を与えるため、業界を問わず好印象を与えやすい色です。特に以下のような職種では、黒が最適です。
- 銀行や保険などの金融業界
- 公務員や教育関連など、堅めの職種
- 第一印象で信頼感を重視される企業全般
迷ったら黒のスーツを選べば問題ありません。最も一般的で、ほとんどの就活シーンに対応できます。
濃いネイビー(紺色)のスーツも、就活で使われることがあります。黒に比べて少しやわらかく、知的で爽やかな印象になります。
- ITやデザイン系など、比較的自由な社風の企業
- 黒では堅すぎると感じる業界
- ほかの人と少し差をつけたい場合
ただし、企業によっては「黒以外はやや浮いて見える」と感じられることもあるため、不安な場合は避けたほうが無難です。
初めてのリクルートスーツなら、「黒」を選ぶのが安心です。
黒は就活において最も広く受け入れられている色です。特に初めてスーツを購入する方や、業界の雰囲気がつかめていない方には、黒をおすすめします。
ストライプ柄は注意が必要!無地が基本、控えめな柄ならOKな場合も
リクルートスーツを選ぶときは、「無地」または無地に見える柄(シャドーストライプなど)の生地が基本です。
無地とは、模様が一切入っていない生地のことで、清潔感やまじめな印象を与えるため、面接でも安心して着られます。
ただし最近は、完全に模様のないスーツは少なく、「遠くから見ると無地に見えるけれど、近くで見ると細かい線が入っているシャドーストライプ」の生地が主流になっています。
このような控えめなデザインであれば、ほとんどの就活シーンで問題ありません。
実際、スーツ店でも主流になっており、就活用として案内されることもあります。
ただし、銀行・公務員などの保守的な業界を志望する方は、完全な無地のほうがより安心です。
迷ったときは、「無地」または「無地に見える柄」を選んでおけば間違いありません。
大切なのは、柄よりも「落ち着いた印象」と「清潔感」です。
シングルとダブルはどちらが良い?就活ではシングル一択の理由
リクルートスーツは、迷わず「シングル」を選びましょう。
デザインの違いはいくつかありますが、就活ではシングルスーツが基本とされています。
スーツのジャケットには「シングル」と「ダブル」の2種類があります。
- シングル:ボタンが縦に1列並んだデザイン(一般的に2つボタン)
- ダブル:ボタンが横に2列並んだ重厚感のあるデザイン
ダブルスーツはフォーマル度が高く、やや古めの印象があり、就活には向きません。就活で着るなら、シングルスーツ一択です。
シングルスーツが就活に向いている理由は以下のとおりです。
- 見た目がすっきりして、清潔感がある
- 若々しく、まじめな印象を与えられる
- ビジネスの場でも広く使われているデザイン
- ジャケットを脱いでもバランスが良い
- 体型に関係なく着こなしやすい
また、シングルスーツの中でも、「2つボタン」タイプがスタンダードでおすすめです。1つボタンはややカジュアル、3つボタンは少し古めの印象になるため、就活では避けたほうが無難です。
失敗しないサイズの選び方!「だらしない印象」を避けるためのチェックポイント
スーツのサイズ選びは、見た目の印象を大きく左右します。
どんなに高価なスーツでも、サイズが合っていないと「だらしない」「野暮ったい」印象を与えてしまうので注意が必要です。
とくにリクルートスーツでは、「きちんと感」「清潔感」が何より大切です。
サイズを選ぶときは、次のポイントをしっかりチェックしましょう。
チェックポイント
- 肩幅:肩にぴったり合っていて、ズレていない
- 身幅:ボタンを留めてもつっぱらず、なおかつ余りすぎない
- 袖丈:ジャケットの袖から、シャツが1cmほど見える長さが理想
- パンツ丈:立ったときに裾がくるぶしあたりで、長すぎない
- 動きやすさ:試着中に腕を組んだり座ったりして、窮屈でないか確認
初めてスーツを買う場合は、自分に合ったサイズを見極めるのが難しいものです。
できれば、洋服の青山やAOKIなどのスーツ専門店や、オーダースーツ専門店など、スタッフがしっかり相談に乗ってくれるお店で購入するのがおすすめです。
多くのスーツ店では、試着時にフィット感の確認だけでなく、パンツの裾上げや袖丈の調整も対応してくれます。
必ず試着して、必要に応じてサイズ調整をしてもらいましょう。
リクルートスーツはどこで買うべき?おすすめの購入先を紹介
リクルートスーツの購入先にはさまざまな選択肢があります。スーツ専門店、百貨店、量販店、オンラインショップなど、どこで購入するかによってメリットやデメリットが異なります。
多くの就活生が「リクルートスーツはどこで買うべき?」と悩むものです。それぞれの店舗タイプの特徴やおすすめブランドについては、詳しく別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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あわせて読みたいリクルートスーツはどこで買うのが正解?おすすめ購入先&選び方・価格相場を解説
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リクルートスーツの着こなしマナーと就活でのタブー【NG例あり】
スーツを選んだだけで安心していませんか?就活では、着こなし方もスーツ選びと同じくらい大切です。
ここでは、シャツやネクタイの合わせ方、靴やバッグなどの持ち物まで、面接官に好印象を与えるポイントをわかりやすく解説します。
あわせて、やってしまいがちなNG例も紹介しますので、「知らないうちに損をしていた…」なんてことがないよう、ぜひチェックしておきましょう。
シャツ・ネクタイの正解は?就活で信頼される着こなしルール
迷ったら、白い無地のシャツ × 紺系のネクタイが鉄板の組み合わせです。
就活では派手さよりも、清潔感と誠実さが何より大切です。ここでは、シャツとネクタイの正しい選び方をポイント別に解説します。
シャツの選び方
- 色:白が最も無難で安心です。水色や淡いピンクも選べますが、初めての就活なら白を選ぶのがおすすめです。
- 柄:基本は無地。よく見ると織り柄が入っている程度の控えめなものならOK。目立つストライプやチェックは避けましょう。
- 素材:綿100%は吸湿性が高く快適。ポリエステル混ならシワになりにくいメリットもあります。
- 襟型:レギュラーカラーが定番。ボタンダウンはややカジュアルなので避けた方が安心です。
ネクタイの選び方
- 色:ネイビーやブルー系が定番。落ち着いた赤やエンジもOKですが、明るすぎる色や派手なカラーは避けましょう。
- 柄:無地、小紋柄、細めのストライプなどが就活向き。大きな柄や個性的すぎるデザインはNGです。
- 幅:標準的な7〜8cmが理想です。細すぎたり太すぎたりするとバランスが悪く見えることがあります。
- 素材:シルクが一般的ですが、ポリエステル混でも十分使えます。
シャツもネクタイも、「主張しすぎない」が就活の基本です。服装ではなく、あなた自身を見てもらうために、落ち着いた印象を意識しましょう。
靴・バッグの正解は?就活で好印象なアイテムの選び方
迷ったら「黒でシンプル」が鉄則。
靴やバッグといった小物は、スーツと同じくらい印象を左右するポイントです。ここでは、就活にふさわしいアイテム選びの基本を紹介します。
靴の選び方
- 形:黒のストレートチップ(内羽根式)が定番です。プレーントゥなど装飾の少ないデザインでもOKです。
- 色:黒がもっとも無難です。茶色はややカジュアルに見えるため、黒のスーツには黒の靴を合わせましょう。
- 素材:本革が理想ですが、合成皮革でも清潔に保たれていれば問題ありません。ただし、ツヤがありすぎるものや安っぽく見えるものは避けましょう。
バッグの選び方
- 種類:A4書類が折らずに入るサイズのリクルートバッグまたはビジネスバッグがおすすめです。
- 色:黒または濃紺が基本。スーツに合わせやすく、落ち着いた印象を与えます。
- 素材:レザー調のものや高品質な合成皮革が安心です。ナイロン製やカジュアルなリュックは避けましょう。
- 形:角ばった形でマチがあるタイプが理想です。書類がしわにならず、見た目もすっきりします。
小物の選び方
- ベルト:靴と同じ黒で、シンプルな革製のもの。バックルは派手すぎないものを。
- 靴下:黒か紺の無地で、スーツの裾から素肌が見えない長さのものを選びましょう。
全体のポイントは「清潔感」と「目立ちすぎないこと」。
スーツと合わせたときに全体の印象がまとまって見えるよう、控えめなデザインを意識しましょう。
面接で印象を落とすNG例|シワ・ヨレ・サイズミスに要注意
どんなに受け答えが良くても、見た目の印象が悪ければマイナス評価につながってしまうことがあります。
特にスーツの着こなしや身だしなみは、第一印象を大きく左右する要素です。
以下のような点に心当たりがあれば、面接前にしっかり整えておきましょう。
スーツのNG例
- シワやヨレが目立つ(特に背中やひざ裏)
- サイズが合っていない(大きすぎ・小さすぎ)
- パンツの裾が長すぎる
- ジャケットの袖が長くてシャツが見えない
- 汚れやほつれがある
シャツ・ネクタイのNG例
- シャツにシワがある
- 襟元が汚れている
- ネクタイの結び目がゆるい
- ネクタイの長さが合っていない(短すぎ・長すぎ)
- 第一ボタンを開けたままにしている(だらしない印象に見える)
靴・バッグのNG例
- 靴が汚れている
- かかとがすり減っている
- カジュアルなバッグ(リュック・トートなど)を使っている
- バッグが小さくて書類が折れてしまう
その他のNG例
- スーツにタバコやペットのニオイがついている
- 髪型が乱れている
- 爪が伸びている・手元が不潔
- 香水や整髪料の香りが強すぎる
これらのポイントは、面接官が最初に目にする「見た目」に直結します。
清潔感・きちんと感が伝わるよう、面接前は必ず全身を鏡でチェックし、可能であれば家族や友人に見てもらうのもおすすめです。
まとめ:適切なスーツ選びで好印象を勝ち取ろう
リクルートスーツは、就活において「あなた自身の印象」を左右する大切なアイテムです。
最後に、選び方と着こなしの基本ポイントをおさらいしておきましょう。
リクルートスーツ選びの基本
- 色は黒が基本。ネイビーは一部業界でOK
- 無地または無地に見える柄(シャドーストライプなど)を選ぶ
- シングル2ボタンが定番
- サイズは身体にぴったり合ったものを選ぶ
- 価格の目安は2〜5万円。初めてなら3万円前後が無難
着こなしのポイント
- シャツは白、ネクタイは控えめな色と柄
- ネクタイは控えめな色と柄で、落ち着いた印象に
- 靴とベルトは黒で統一、バッグはA4サイズが入るものを
- シワ・汚れ・サイズ感をチェックして、きちんと整える
就活において、スーツは「自分を表現するための服」ではなく、あなたの誠実さや信頼感を伝えるための“舞台装置”のようなもの。
派手すぎず、シンプルで清潔感のある装いを心がけることが、面接官に好印象を与える第一歩です。
適切なスーツ選びと正しい着こなしで、自信を持って就活に臨んでください。
このガイドが、あなたの就活成功の力になれば幸いです。